2014年12月1日月曜日

着陸が簡単な飛行機型ドローン「Carbon Flyer」

ラジコンでもそうだが、飛行機の操縦で最も難しいのは着陸だ。

現在クラウンドファンディングのサイトINDIEGOGOで資金募集中の「カーボン・フライヤー(Carbon Flyer)」は、そこに着目した製品だ。

ブルートゥース4.0で通信を行い、リチウムイオン電池、オンボード・カメラを搭載している。 
操作には専用アプリはiPhoneにもAndroidにも用意され、通信は最大約80ヤード(73メートル)まで届く。

本体はカーボンファイバー製で軽く剛性が強く、離陸は紙飛行機と同じように投げ、簡単に着陸が出来る。

希望小売価格149ドルで、出資者には来年の9月頃までに製品版を送るとしている。




FAA(アメリカ連邦航空局) ドローンに関する新たな規定を追加

FAAによれば、競技場やスタジアムなどで行われるイベント開催中とその前後1時間は、イベント会場の上空3000フィート(約910メートル)未満と会場から3マイル(約4.8キロメートル)の範囲を「航空機」が飛ぶことは認められていないと規定した。
そしてこの「航空機」の中にはドローンも含まれるとして、航空情報の一種であるNOTAMに新たにFDC 4/3621としてドローンに関する記述が追加されており、これによりMLB・NFL・NCAAなどのスポーツに関するイベント試合の他、自動車のレースイベントなどの開催地周辺でもドローンを飛ばすことは禁止と明確に示した。

実際、2014年ブラジルワールドカップではフランス代表のトレーニングの様子をドローンが盗撮する事件が起きている。
他にもサッカーの試合の様子をドローンで空撮したムービーがYouTube上に公開されていたり、2014年10月に行われたEURO 2016予選のセルビア対アルバニア戦では、試合中ピッチにドローンが乱入して試合が没収試合となった。

FAAはこれらの状況を踏まえ、既定の追加をしたと想定できる。





超小型ドローン「Zano」

Zanoと名付けられたこの超小型ドローンは、まだプロトタイプで、発売は来夏を予定している。
これのエンジンを作っているTorquing Group(警察用や軍用でドローン製造経験豊富)が今、Kickstarterで目標額12万5000ポンドを集めようとしている。

Zanoは、サイズが2.5 x 2.5インチ、重量55グラムで、5メガピクセルのHDビデオカメラとデジタルマイクが載っている。
光学式の画像安定機能もあるから、上質なスチルやビデオが撮れる。
カメラのスペックは1080p 60 fpsだけど、通信帯域の都合で最大精度は720pだ。

“follow me”モードでは、何かの物を追跡することもできる。顔認識機能もある。